オンライン診療を産科・婦人科で導入するメリットを紹介
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、オンライン診療はさまざまな医療機関で活用されています。
産科・婦人科も例外ではなく、オンライン診療を導入することで施設と患者、双方にメリットが生まれる可能性があります。
この記事では、オンライン診療を産科・婦人科で導入するメリットについて詳しく解説します。
「オンライン診療の導入を検討している」「産科・婦人科での活用方法が知りたい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
※この記事は、2023年4月13日時点の情報を元に記載しております。
目次[非表示]
- 1.産科・婦人科でオンライン診療を導入するメリット
- 1.1.①診察のハードルを下げられる
- 1.2.②再診率の向上
- 1.3.③患者の新規獲得
- 1.4.④診療方針が立てやすくなる
- 1.5.⑤遠方の患者でも対応ができる
- 1.6.⑥ピルやアフターピルの処方ができる
- 2.オンライン診療用システムの選び方
- 2.1.①スマホアプリに対応
- 2.2.②オンライン問診に対応
- 2.3.③薬の処方に対応
- 3.まとめ
産科・婦人科でオンライン診療を導入するメリット
オンライン診療を産科・婦人科で導入することで、さまざまなメリットが生まれます。ここでは、オンライン診療を導入するメリットを5つ紹介します。
①診察のハードルを下げられる
疾患や症状などの相談内容によっては、産科・婦人科に通院しにくいと感じる方も少なくありません。
特に若い方は周囲の目を気にする傾向にあり、医療機関を避ける要因の一つといわれています。
オンライン診療であれば、患者が最も落ち着ける環境で医療サービスを受けられるため、安心して相談できるメリットがあります。
②再診率の向上
オンライン診療を導入することで、患者の再診率を向上できる可能性があります。特に産科・婦人科は通院しにくいと感じる方も一定数いるため、継続的な受診が困難な患者もいます。
また、仕事や生活の都合で通院や治療が継続できないことも珍しくありません。
オンライン診療は自宅や外出先から診察を受けられるため、患者は、通院にかかる移動時間を考慮することなく、自身の生活スタイルに合わせて、必要な時に診察予約を行い、診察を受けることができるようになります。
③患者の新規獲得
産科・婦人科に関する悩みはデリケートな内容である場合が多いため、周囲の友人や家族に相談できない方が一定数います。
誰にも知られずに診察を受けられるオンライン診療であれば、悩みを抱えている方にとって有用な選択肢となります。
患者側も、医師と相談しながら、症状やライフスタイルを考慮した上で、対面診療又はオンライン診療を選択できるようになります。
治療継続が期待でき、患者側の選択肢が増えることによって、新規の患者獲得も期待できます。
④診療方針が立てやすくなる
対面診療をする場合は、診療の直前に問診を行うため、十分な時間を確保することが難しく、診療方針を立てづらい場合もあるのではないでしょうか。
特に産科・婦人科の相談内容は個人によって異なるため、診察方針は非常に重要です。オンライン診療であれば、問診票は診察日の前に患者が回答するため、方針を立てやすくなります。
事前にもらった問診票を基に必要なデータを準備できるため、効率的かつ的確にオンライン診療を実施することが可能です。
⑤遠方の患者でも対応ができる
産科・婦人科は、継続的に通院することが必要なケースも少なくありません。
遠方に住んでいる患者や引越してしまった患者など、継続して医療サービスを提供できないケースがあります。
しかし、オンライン診療であれば、患者の移動の手間や煩わしさを軽減できます。
必要に応じて診察を受けられる体制を整えておけば、患者にとっての利便性を向上させられる可能性があります。
⑥ピルやアフターピルの処方ができる
定期的に処方が必要なケースが多いピルやアフターピルは、オンライン診療でも処方できます。
ピルやアフターピルを初めて内服する際は、副作用の有無を確認する必要があります。そのため、初診からではなく、再診の方に限る施設も少なくありません。
また、薬のお届け方法も施設によって異なります。
直接患者の自宅に配送する場合や処方箋のみを配送する場合、患者の自宅近くの薬局にFAXで送る場合など、さまざまな方法があります。
施設の方針や患者の状況に合わせて、柔軟に対応することが大切です。
オンライン診療用システムの選び方
オンライン診療用のシステムは多くの企業から販売されています。システムを選ぶ際は、施設のニーズだけではなく、患者のニーズに合っているものを選ぶことが大切です。
ここでは、オンライン診療用システムの選び方を解説します。
①スマホアプリに対応
オンライン診療を導入するのであれば、患者が手軽に予約や診察を受けられるようにすることが重要です。
現在はスマートフォンが普及しているため、患者の多くはアプリを使ってオンライン診療を受けることが想定されます。
パソコンにしか対応していないアプリを導入すると、利用できない患者が出てくる可能性があるため注意が必要です。
②オンライン問診に対応
対面で診察する場合、問診と診察を同時に行うケースも少なくありません。
オンライン問診機能がついているシステムであれば、診察する前に患者が回答した問診票を確認できます。診察日まで時間があるため、しっかり方針を立てて準備することが可能です。
また、問診票の内容を基に必要なデータを準備しておくこともできるため、より正確な診察・診断ができます。
アプリによっては、医師監修の問診票が用意されているものもあり、導入後すぐに使用することが可能です。
医療機関オリジナルの問診票や、患者別で対応しているものもあるため、ニーズに応じて選ぶことをおすすめします。
③薬の処方に対応
オンライン診療用のシステムには、薬の処方に対応するものとしないものがあります。
薬の処方まで対応していれば、患者は自宅もしくは最寄りの薬局で薬を受け取れるため、満足度の向上が期待できます。
オンライン診療の方針や施設のニーズ、患者の傾向に合わせて機能を選ぶことが大切です。
まとめ
この記事では、産科・婦人科でオンライン診療を導入するメリットについて以下の内容で解説しました。
- 産科・婦人科でオンライン診療を導入するメリット
- オンライン診療用システムの選び方
オンライン診療は新たな診察の形であり、施設と患者、双方にメリットがあります。
産科・婦人科は通院しづらいと感じる方も一定数いるため、オンライン診療は悩みを抱える方々の選択肢の一つとなります。
オンライン診療用システムは特徴や機能がさまざまであるため、ニーズに合ったものを選ぶことが大切です。
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